ヤッペ法の効果と副作用について

ヤッペ法の効果と副作用について、時々質問があるので簡単にまとめておきます※。

効果について

ヤッペ法を使った場合の妊娠率は3.2%で、何も使わなかった場合と比べて妊娠を57%減らしたという計算になりました。
レボノルゲストレルでは妊娠率は1.1%で、妊娠を85%減らしたという計算になりました。

この結果から、ヤッペ法を使った場合は50〜60%レボノルゲストレルを使った場合には80〜90%、妊娠の可能性を減らすことができると考えられます。つまり、レボノルゲストレルの方が効果が高いです

副作用について(ヤッペ法 vs レボノルゲストレル)

少し分かりづらいですが、例えば吐き気については、ヤッペ法を使った人の50.5%レボノルゲストレルを使った人の23.1%で吐き気が出たという意味です。

吐き気 50.5% vs 23.1%
嘔吐 18.8% vs 5.6%
めまい 16.7 vs 11.2%
だるさ 28.5% vs 16.9%
頭痛 20.2% vs 16.8%
乳房の張り 12.1% vs 10.8%
下腹部痛 20.9% vs 17.6%
その他の副作用 16.7% vs 13.5%

副作用は、ヤッペ法の方が明らかに多いです。

まとめるとレボノルゲストレルの方が避妊効果が高く、しかも副作用が少ないです。また、ヤッペ法は薬を2回飲む必要がありますが、レボノルゲストレルは1回飲むだけなので飲み忘れの心配もありません。

このようにレボノルゲストレルの方が良い点が多いので、ヤッペ法が使われることは少なくなりました。ただしヤッペ法には安いという長所があるので、費用を抑えたいという場合には使われることがあります。

※1998年に報告された臨床試験の結果です。 (Lancet 1998;352:428–33)